使わなくなったり、壊れてしまったパソコンの処分は、普通のゴミと違って個人情報や機密情報など色々なデータが残っていたりして、結構面倒です。でも、きちんと処分しないと後々個人情報や機密情報が盗まれたり、流出したりなどトラブルを招きかねません。場合によっては情報漏洩の加害者となってしまう恐れもあります。
そこで今回は、パソコンやハードディスクを処分する前にするべきことをご紹介します。
処分する前に確認しておくこと
廃棄するパソコンは、法律によってメーカーによる回収が義務付けられているため、自治体のごみ収集に出すことはできません。
まずは「PCリサイクル法」が適用されているか確認してください。
PCリサイクル法が適用されているパソコンは、販売したメーカーが無料で責任を持って回収します適用されていない場合は有償となります。
1. 処分する前にパソコンの年数を確認
無料で回収してもらえるならそれでもいいのですが、状態によっては、購入して5年以内のパソコンならリサイクルや処分業者にまわさなくても下取りに出したり、中古パソコンとして売れる可能性も十分にあります。捨てるはずだったものが、お金になることもあるので、よく確認しましょう。
2. パソコンメーカーに連絡して廃棄を依頼
各メーカーは自社のPCを下取りしてリユースしているところがあります。代金を現金やサービスポイントで支払ったり、新規に購入するパソコンの代金から差し引いたりすることもあります。
何より大事なデータの消去
リサイクルする場合でも、データ消去は自己責任です。個人情報が漏れないようにするためにもしっかり消去しましょう。
リサイクルでも廃棄処分でも、必ずハードディスクをフォーマットする。
パソコン上ではデータがなくなったと思っても、ハードディスク(HDD)にはデータの痕跡が残っていていることがあります。そうすると元のデータを復元できる可能性があります。これでは安心して処分ができません。では、どうするか?
3. リカバリCDでパソコンを工場出荷時の状態に戻す
プログラムが入っていた領域は購入時の状態になります。
ただし、データを記録していた領域のデータ消去は行っていません。特殊なソフトで読める可能性があるので注意が必要です。
データ消去には、以下のファイル完全消去ソフトを利用するとなお安心です。
4. ファイル完全消去ソフトを利用する
HDD本体をパソコン内から取り出すのが難しいノートパソコンや、外付けHDDの処分は、市販のファイル完全消去(抹消)ソフトを利用しましょう。
家電量販店では、ファイルの復元ソフトと並んでファイル抹消ソフトが売られていると思います。ファイル完全消去ソフトは、ファイルを保存していた領域を上書きすることで、ファイルの実態をHDD上から抹消することができるという仕組みです。
5. ハードディスクを物理的に破壊する
ドリルで穴を開けるのが手っ取り早いですが、一部の家電量販店では、専用の機会で破壊してくれるサービスもあります。
短時間でHDDを処分できるだけでなく、自分で壊すとゴミとして捨てなくてはいけませんが、用済みとなったHDDも引き取ってくれるので大変便利です。
間違って大切なデータを消してしまった時は
また、データ消去とは反対に、普段使っていたら突然パソコンが動かなくなってしまった、間違って大切なデータを消してしまったという場合には、以下のデータ復旧・データ修復サービスをご利用ください。法人の受講生限定のデータ復旧サービスです。
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